バイク尾行のコツは?アーチネクストが構築する尾行システム

先日、バイクに乗る対象者を尾行しました。もちろん、私もバイクで対応です。すり抜けが可能なバイクは車両での尾行は不利であり、ほぼ不可能です。

アーチネクストでは車両との連携により、より発覚のリスクを下げ、対象者に気付かれない体制で尾行を成功させています。

ハッキリ言って、バイクのみの尾行では難しい場面が多々あるのです。

大通りや高速は車両がメインで、すり抜けや細い道などはバイクがメインとなります。

それぞれの利点を最大限に活かした連携が出来てこそ、対象者に気付かれることなく、尾行の成功が導き出されるのです。

今回の対象者のバイクは見た目は小さく排気量も100cc程度でした。私のバイクは250ccあり、パワー的には倍以上です。

これで撒かれたりしたら、辛いものがあるので、舐めてかからないよう気を引き締めて調査に入りました。

対象者がバイクに乗り、自宅を出発。軽快にバイクをとばし駅の近くで停車しました。ヘルメットを持った女性が近づいて来ました。浮気相手と合流です。

しばらくお喋りをした対象者達がバイクに乗り、出発しました。尾行を続けます。

追いながら「あれ、2人乗りって、こんな小さいバイクだと違法じゃなかったかな?」疑問が浮かんできたので、後日、調べてみました。

バイクでの二人乗りは二輪免許を取得してから1年を経過していなければできないことは知っていました。

この二輪免許とは普通二輪免許と大型二輪免許のことを指します。

普通二輪免許と大型二輪免許の取得期間が通算して1年以上であれば条件をクリアしていることになるようです。

ただし、取得後1年が過ぎていても原付免許では二人乗りをすることはできません。

50cc以下の原付の乗車定員は1名と法律で定められており、2人乗りは禁止されています。これも知っていました。

二人乗りができるバイクの条件は排気量が51cc以上となるため、50cc以下の車両、つまり「原付バイク」は二人乗り厳禁です。

一方、51cc以上125cc以下の原付2種は同乗者用のステップがあるもの、さらに、同乗者がつかむグラブバーまたはベルトがあれば、二人乗りが可能です。

つまり、排気量的には51cc以上あれば二人乗り出来るということです。教習で学んだはずですが、だいぶ前のことなので、忘れてしまっていました。

高速道路の場合は運転者が20歳以上で、普通二輪免許または大型二輪免許取得後3年以上であれば、高速道路で二人乗りができます。

これは2005年の道路交通法改正により、自動車専用道路でもタンデム走行がOKになったためです。

それ以前の高速道路は二人乗りが禁止されていたのです。

これは知っていましたが、20歳以上で免許取得後3年などの細かい条件はうろ覚えでした。

首都高速の都心の一部では、二人乗り禁止エリアとなっているので、出かける前に走行コースのチェックが必要です。

二人乗りのルールだけで、こんなに覚えることがあるとは驚きでした。

さて、調査ですが、ちょこまかと走り回る不倫カップルをどこまでも追い続け、きっちり、証拠を押さえました。

依頼者様には尾行が神レベルとお褒めの言葉をいただきました。熱血探偵はその言葉に慢心することなく、これからも調査を遂行します。

油断すれば、あっという間に撒かれてしまうことを知っていますから!

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