堺で起こってしまった、あおり運転事故

先日、大阪地裁堺支部にて、あおり運転による事故に関する第3回公判がありました。
ニュースにもなっていたので、ご存知の方も多いと思います。

報道によりますと、今回の事故で、加害者の車に搭載されていたドライブレコーダーの解析をすると、加害者が約1キロ近く、バイクをあおり続けたあげく、時速100キロ近いスピードでバイクに追突させたことが確認されているようです。

映像を記録したメモリーカードは衝突後にドライブレコーダーから抜かれていて、逮捕後の所持品検査で加害者のポケットから見つかったようです。これは証拠隠蔽ですね。

公判ではこのドライブレコーダーの検証もされたようです。被害者の遺族は裁判に参加されており、意見陳述をされておられます。遺族が法廷でこのレコーダーの記録を見たときの気持ちを察すると、言葉を失い、加害者に怒りがこみ上げてきます。

はっきりと言えることは、これは事故などではないということです。加害者が主張するように殺意がなかったとしても、100キロ近いスピードでバイクに追突すれば、「死ぬかもしれない」と容易に想像ができるはずです。

レコーダーがその証拠であり、車を凶器として使用した揺るぎない証拠映像がレコーダーには記録されています。

加害者はこのごに及んで、殺意はなかった。事故だったと、主張しているようです。
検察側は被告が故意に車をバイクに追突させて、殺害したと主張したようで、18年を求刑しました。

判決は25日に出るようですので、注目したいと思います。
加害者には、自分の罪を認めて、誠心誠意の謝罪と真実を語ることが、被害者と遺族に取って、償いになると思いますので、判決が出た後に、心ある対応をお願いしたいものです。

まさか、堺(泉北1号線)でこんな事故がおこるとは…

事故があった場所は交通量が多く、私も調査に向かうときや、調査中にも使用するルートでした。

ニュースを見ていたら、見覚えのある場所だったので、見入ってしまいましたが、まさか、その場所でこんなことがあったなんて、驚きです。

昨今、あおり運転による事故被害が増加傾向にあります。

私も運転する機会が多いので、あおり運転を受けることがあります。

よくあるのが、高速道路の追越車線を走行中ですね。
あおり運転の度合いにもよりますが、酷いものは後方ベタづけのパッシングです。

法定速度を守っているにも関わらず、自分の走行を邪魔するなと言わんばかりの行動です。

すぐに車線変更するのは危険(すぐに左車線から抜いて行く)ですので、相手の動きを見て、車線変更をします。

あおり運転をするような車には、関わらないほうが得策です。相手に怒っても、無駄に疲れるだけなので、冷静にやり過ごすことにしています。

でも、近くでこんな事故があると、他人事ではないですね。みなさんも気を付けてください。
車は凶器になりうることを、常に肝に銘じていれば、危険は回避出来るはずです。