堺の新名物の予感?気球遊覧で古墳を見ながら潜入調査

昨年の7月に「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群」が世界遺産登録されました。

堺市はそれに伴い「仁徳天皇陵古墳」(大山古墳)の今年の予算に約3億7,500万円を計上しました。

古墳などの周辺の歴史や観光スポットを紹介する施設の整備費に使われるようです。

さらに気球遊覧の実証実験などにも費やされるようで、期待されるところです。

私も含め、堺市住民(古墳周辺の地域住民)の意見として「すごさが分かりにくい」と言われていた古墳群の魅力を、見て楽しんでもらうための整備費用として使われます。

その目玉が気球の遊覧です。今までもイベントの際に大仙公園より気球遊覧があったのですが、年に数回程度で認知度も低く注目されていませんでした。

ですが、今回の世界遺産登録を期に観光の目玉にしようということになりました。

古墳群が世界遺産に登録されたというものの、ハッキリ言って周辺を観て周っても古墳の大きさとか凄さというものはわかりません。

同じような世界遺産の観光地としてトルコのカッパドキアがあり、地上からでは魅力があまり伝わらなかったのが、気球遊覧により上空から素晴らしい景観を観れるようになりました。

今ではかなりの数の気球が飛んでいます。
堺市の場合、古墳周辺には住宅街が密集しているので、ある程度の数の制限や取り決めは必要ですね。

今年は仁徳陵の墳丘の長さ、486メートルの大きさを上空から体感してもらうため、古墳上空の気球遊覧の実証実験を行う予定だそうです。

気になる気球の発着地は仁徳陵に隣接する大阪女子大跡地内のテニスコートを活用する予定で、運営は民間に委託するとのことです。

早ければ8月から実証実験を行いたい考えで、上空100メートル程度まで気球を上げ、空から古墳全体を見渡せるようにします。

一度に20~30人乗れるヘリウムガスを使った気球を想定し、ファミリー層や外国人観光客向けに1人あたり2~3,000円で利用できるよう検討しているようです。

私も堺市民として、チャンスがあれば、気球から古墳を見てみたいです。
もしも、不倫カップルがデートで乗るようなことがあれば、迷わず潜入は言うまでもありませんね。

そのころには、新型コロナウイルスが収束し、平和な日常が取り戻されていることを願うばかりです。