探偵より盗撮ハンターに物申す。

みなさんは「盗撮ハンター」について知っていますか?

聞き慣れない言葉ですが、探偵なら知っていないと調査に支障をきたすケースもあるので、私や調査員は把握しています。


盗撮ハンターとは、金品を脅し取る目的で、盗撮行為をしている人物を見つけて人気のない場所へ連れて行き、恐喝まがいの行為で大金を脅し取る輩のことを言います。


最近では「盗撮ハンター」がグループ化、組織化しており、警察官さながらに盗撮犯を現場で確保し、囮の女が被害者になりすまして示談金を要求するなど、巧妙な手口で犯行に及んでいるようです。


脅された人(盗撮犯)は相手が警察ではないと気づいても、後ろめたさから警察へ相談できないようです。   
ま、警察に相談すれば、自身が盗撮していたことを説明しなくてはならず、起訴される可能性も高いため、泣き寝入りするのでしょう。


そういったところが姑息な「盗撮ハンター」達の狙いであり、被害が表面化しにくい原因とも言えます。
恐喝などせず、盗撮犯を確保し、警察へつき出すならば、正義の「盗撮ハンター」ではありますが、そんなことをする人はよっぽどの暇人でしょうね。


探偵であるこちらとしては、盗撮魔や盗撮ハンターは迷惑な存在でしかありません。調査中に駅構内、デパート、エスカレーター、階段を頻繁に利用しますし、撮影もします。


そのような状況で盗撮だと勘違いされてはたまったものではないし、調査に支障をきたします。もちろん、こちらはプロなので盗撮と間違われるような撮影の仕方はしませんし、スカート着用の若い女性の後ろにつくことなど、ありません。

対象者に集中していても、常に周囲に眼を光らせ、動きの怪しい人物はマークしています。それだけ用心していても、調査中は何が起こるかわかりませんので、臨機応変な対応が求められます。


何れにせよ、盗撮や盗撮魔狙いの恐喝なんてしないで、まともに働いてリスペクトされるような生き方をしていただきたいものですね。