探偵業のハイテク化

先日の深夜の張り込み中に、ふと考えていたことがあります。

今、撮影しているビデオカメラやスマートフォン、インカムなどの機材に使用しているバッテリーを調査中にどれくらい持ち歩いているのだろうか?

数えてみました!

大小合わせてみると、15個ほどありました。この中には機材本体に取り付けているバッテリーは含みません。含めると20個くらいになるでしょう。これは車両で調査にあたっているときです。

では徒歩尾行の際はどれくらいか?

10個くらいになりました。さすがに重くなるので、中小のバッテリーになりますが、それでも本体分を合わせると14個ほどになります。

10年前にはスマートフォン自体が、ほとんど普及していないガラケー時代だったと思います。なので携帯電話は電話やメールを使用する程度で、それほどバッテリーの消耗も多くはなかったですし、持ち運ぶ量もそれほど多くはありませんでした。

2020年の現在、スマートフォンの進化により、簡単にインターネット接続が可能となり、ほぼパソコンを持ち歩いているのと同じ状況となりました。

情報検索、地図、位置情報、ネットで買い物などが出来てしまいます。

アプリさえダウンロードすれば、現金を持ち歩かなくてもスマートフォンで支払いも簡単にできますし、駅の改札だって通れます。ですが、バッテリーの消費量も増えました。

いや〜、凄い時代がきたもんです。昭和からタイムスリップしたら、「おったまげー」と言うかもしれませんね。

話を戻しますが、このスマートフォンやノートパソコンの普及により、目覚ましい進化を遂げたのがバッテリーなんです!

年末に旭化成特別フェローの吉野彰氏にノーベル化学賞が贈られました。

リチウムイオン電池の発明を通じて、情報通信社会の発展に貢献したとのことです。

小型で何度でも充電ができるリチウムイオン電池があってこそスマートフォン・ノートパソコンの小型化やビデオカメラ・GPSの小型化、長時間使用が可能となりました。

そう考えてみると吉野彰氏の社会への貢献度はとんでもなく評価されると思います。

吉野彰氏の他にリチウムイオン電池の発明に尽力した米テキサス大のジョン・グッドイナフ教授、米ニューヨーク州立大のスタンリー・ウィッティンガム卓越教授の2人もノーベル化学賞を受賞したようです。

賞金は900万スウェーデンクローナ(約1億円)で3等分されるそうです。

2020年にはスマートフォンが4Gから5Gへ普及が広がり、とんでもなく通信速度が早くなります。今でもワイヤレスイヤホンはかなり普及し、かなり小型のバッテリーでも6時間程度なら連続使用可能です。

そのうち、同時翻訳機能もついて、異なる言語で会話をしても普通に会話出来る時代が、すぐそこまで来ています。

現在はスマートフォンを操作して、お互いが画面を見せ合って「通じた!」なんて喜んでいますが、そのうちワイヤレスイヤホンのボタンをカチッと押すだけでOKとなります。

日本の街角で違う言語でお互いが喋っているのに会話が成立している様子が日常になるでしょう。その様子を見ても驚かないよう、時代の進化に追い越されないよいにしたいものですね。

ま、探偵業を生業にしていれば、最先端の機材に目を光らせていますので、大丈夫だと思いますが、5Gに関しては注目していきます。何か面白い情報があれば、またブログに書かせていただきます。

 

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