新型コロナウイルスによる世界経済の停滞

1ヶ月ほど前に新型コロナウイルスについて、ブログに書きました。1ヶ月後の今頃には暖かくなり、感染も収束するのでは?と予測したのですが、状況は収束どころか悪い方向へ向かっています。


当時は死亡した感染者は中国国内だけだったのですが、世界中に感染が拡がり、WHOがパンデミック宣言を出しました。


マスコミが世界中に感染者が15万人を越えたと報道していますが、報道の仕方に疑問を感じます。


感染者をカウントするだけでなく、回復・完治した人もカウントし、正確な感染の推移をグラフ化するべきではないでしょうか。


日本国内の状況でも、どの都道府県で何人が感染、死亡しましたと報道していますが、回復した人もいるので、その数も計算して正確な情報を伝えてほしいと思います。これについては、最近、改善されつつあります。


感染に伴う人々の健康被害は当然の如く考慮すべきですが、もっと深刻なのは経済活動の停滞で生じる金銭的損害です。コロナウイルスによる影響で株価は爆下げを繰り返し、日本株平均は数年前の株価に戻りました。トランプ大統領が非常事態宣言をして、値を少し戻しましたが、焼け石に水でしょう。


ウイルスは人命に関わるので、仕事どころではないというのも理解できますが、サービス業で収入を得ている人々にとっては、集客が困難なこの状況は死活問題です。


政府が融資や収入の一部補償をするようですが、中途半端なことをすると倒産する中小企業、破産する人々の救済措置にはなりません。思い切った対応を期待します。


すぐにでも収束してほしいこの状況ですが、まだ先行きは読めません。
アメリカのウイルス研究機関が新型コロナウイルスを調べて、摂氏22℃以上、湿度50%以上で活動が弱まることがわかったようです。
その気温と湿度の時期というのは日本の場合、5月くらいになります。梅雨に入れば、湿度も上がります。


あと1ヶ月半は辛抱が必要かもしれません。確定ではなく、あくまでま推測に過ぎませんが、時間が過ぎないと誰にもわからないことですね。
新年を迎えた時には想像も出来なかった現在の世界情勢です。私達は今、日本人として、危機管理能力が試されています。


イタリアで爆発的に感染が広まった原因は個々の危機意識の低さによるものです。マスクをする習慣がなく、間違った認識により、実際にマスクをする人は少なかったようです。医療格差も手伝って現在は酷い状態です。


イタリア以上に深刻になるのはアメリカかもしれません。マスクの着用を推奨していませんし、医療格差はみなさんも知っている通りです。


私の友人がサンフランシスコでSEの仕事をしているのですが、先週より自宅勤務になりました。スーパーに行ったら、食品類と生活用品が買い占めによる品薄で驚いたそうです。


お互い若くもないので、危機意識を高めて乗り切ろうと連絡を取り合っていますが、心配です。


大きなイベントの中止が相次ぎ、ネガティブな報道ばかりで気が滅入りますが、みなさんも個々の危機意識を高めて、この困難を乗り切りましょう。開けない夜はない!ポジティブに頑張るのみです。

夜明け