素晴らしきスーパーボランティア

みなさんはスーパーボランティアの尾畠春夫(おばた はるお)さんのことをご存知でしょうか?
去年の夏頃、山口県周防大島町で行方不明になった2歳の男児を奇跡的に保護して、時の人となった方です。

68時間かけて140人体制で捜索したにも関わらず、見つけられなかったのに、尾畠さんが現地に入って、ものの30分程度で見つけ出したので、話題になりました。
マスコミのインタビューで尾畠さんは直感と子供の目線で、迷い込んだ場所へ辿り着いたそうです。

一般市民で、既に仕事をリタイアされて年金暮らしをしておられるにも関わらず、ずっとボランティア活動を続け、ボランティアの人々の間では、凄く熱い人だと有名人だったようです。
東北地震の被災地や、最近では広島の被災地で活躍されていました。

そんな尾畠さんが、最近、東京に立ち寄った帰り道を、歩いて自宅のある大分県まで向かうということで、注目されているようです。

マスコミに報道されて、行く先々で応援の人々にサインや握手、記念撮影を求められ、中々進まないそうです。

1日で1キロしか進まない日もあるそうな…

驚いたのは、そんな尾畠さんの荷物が、出発時よりも増えていることです。

先日の報道を見ると、一輪車の差し入れがあり、その一輪車に荷物を載せて移動していました。

お弁当やマフラー、衣服の差し入れもあるようで、根の優しい尾畠さんのこと、断ることもなく、全て受け取っているように見受けられました。

帰り着くころには、わらしべ長者のようになるかもしれません!これは冗談ですが、歩いて移動なので、荷物が増え続けるのは、少し心配です。
マスコミがくっついているのであれば、サポートして頂きたいものです。

尾畠さんは、現代の社会の流れや、一部の自分さえ良ければいいといった人々とは違い、真逆の生き方、人の為に生きておられる方です。
間違いなく、そのへんにいる政治家より立派で素晴らしい人です。こういう方にこそ、国民栄誉賞が相応しいと思います。

昨今の振り込め詐欺等の詐欺で弱者からお金をむしり取る輩や、借金を踏み倒して逃げ回る輩に、尾畠さんの生き方は理解不能かもしれませんが、人のために生きている姿を見て、何かを感じ取って欲しいものです。

御年78歳の尾畠さんは若々しく、輝いています。
素晴らしきかなスーパーボランティア。
もちろん、私も困っている人が目の前にいれば、微力ながら助けに行きます。