調査における先読みの重要性

対象を追う過程において、移動ルートや対象の行動に疑問を感じることが、少なからずあります。

例えば、自宅から出てきたのに、すぐに自宅に戻る。車両から出て、歩いて移動を始めたのに、すぐに車両へ引き返す。

これは、単純に忘れ物だと気付けます。

ですが、少なからず対象者に警戒行動がある場合、単純に解釈できないときもあります。

そのあたりの判断は、対象者の些細な動きや表情など、経験からくる直感も必要になります。

車両尾行中に、対象車両が右折車線から車線変更して直進した場合、尾行を警戒する行動?と考えるのは早計です。

曲がる場所を間違えたとか、対象者が短気でルートを変更したと考えたほうが自然です。自分自身に当てはめてみるのもいいかもしれません。

無理のない尾行をしていて、気付かれていない確信があるなら、私はそのように考えます。

対象者が大通りをUターンした場合も反対側に目的地があり、Uターンしたほうが近い、もしくは曲がるべき場所を間違えたか、迷っている(ルートやケースによります)と考えます。

案件にもよりますが、様々な可能性を考慮した対応で、調査の成否が別れる重要な決断が必要になります。

対象者の動きに偶然はなく、全ては必然です。尾行に気付いていても、ワザと気付かぬふりをする対象者も稀にいます。

そんな対象者に違和感を感じ、気付けるか、気付けないかは個々の探偵の資質によるでしょう。

もちろん、アーチネクスト総合探偵事務所の調査員は早い段階で、情報を共有し、対象者の動きを把握します。そして、2手、3手先を想定し、証拠の収集にあたります。

不可欠だと判断すれば、尾行を解除し、次の機会を狙う。全ては、依頼者様の未来のため、熱血探偵は今日も何処かで対象者を追います。