3月24日の速報で東京オリンピックの延期がほぼ確実になりました。
安倍総理とIOC国際オリンピック委員会のバッハ会長が電話会談をした結果、1年程度の延期で合意したようです。
開催まで半年を切った、このタイミングでの延期です。
新型コロナウイルスの収束を見極めるため、ギリギリまで様子を見たとは思います。ですが、日本国内だけならともかく、世界中に拡がりパンデミック状態となってしまった現在、やむを得ない決断となってしまいました。
既にオーストラリアやカナダは選手の派遣をしないと発表していましたし、現在の世界情勢を考えると残念なことですが、しょうがないことです。
人命第一の観点から世界中のアスリートが安全な環境で競技をする為には当然の決定ですね。
そうは言っても、影響は大きいです。現在、進行中だった聖火リレーは中止です。世界中のウイルスの収束までは再開の予定は組めません。
世界中のアスリート(内定していた選手)への影響も大きいでしょう。
オリンピックの時期に実力をピークに想定した練習をしていたでしょうし、はたして内定が取り消しにならないか、不安なことが多すぎますね。
ともかく金銭面での悪影響は大きいかもしれませんが、オリンピックの理念はスポーツの祭典、主役は選手達です。取り敢えず、中止ではないので一安心です。
ブログに今年はオリンピックの年だと書いたのですが、幻となってしまいました。まさか?!と思うことが本当になってしまい驚くばかりです。
新年を迎えた時に数ヶ月後に新型コロナウイルスが発生し、こんな世界情勢になり、オリンピックが延期になることを予見することなど、誰にもできません。
「一瞬先は闇」という諺が、久々に頭に浮かびました。この平和なご時世では滅多に聞きませんでしたが…
明日は必ずやって来て、飢えや死への心配もほとんどない現在の日本。
平和過ぎて退屈だ…なんて台詞は言えない昨今の状況となっています。
この状況が落ち着いたとき、人々の死生観が変わるもしれませんね。