スマートフォンを侮るなかれ

先日、驚くニュースかあったのでブログに載せます。

5日の午後10時半頃、高松市木太町の県道で、軽乗用車を運転中に横断歩道を歩いて渡っていた女性(18歳の専門学校生)をはねたにも関わらず、救護処置をせず、運転手は逃走しました。いわゆるひき逃げです。女性は左足に軽傷を負いました。

その後、香川県警高松北署は自称アルバイト店員の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕しました。

スピード解決したわけですが、その理由が驚きでした。

事故直後に女性のスマホがなくなっていたため、現場にいた知人が位置情報を共有するアプリで位置を見てみたところ、移動していることがわかりました。

警察車両で追跡したところ、約50分後、高松市内で女性のスマホを屋根に載せた軽乗用車を発見したそうです。

運転席にいた男に職質をしたところ、男はひき逃げの容疑を否認しました。

ですが、警察署員がスマートフォンが車両の天井に載っていることを伝えると、観念したのか、ひき逃げについて「間違いありません」と認めました。

男は佐賀県から県内の実家に帰省中だったようです。

被害者のスマートフォンが事故の衝撃で車の屋根に載った状態になり、位置情報をたどれたことがスピード解決の決め手になったようですが、中々の珍事ですね。

我々探偵も位置情報を共有し、それぞれの位置関係を把握するためにアプリを使用します。ですが、まさかこんな事に使用出来たとは驚きです。

まー、スマートフォンがたまたま車両の天井に乗ったり、しかも走行中に落ちなかったなど多くの偶然が重なった結果ではありますが…

とぼける運転手に職質をした警察官が「車両の屋根に被害者のスマートフォンがあるけど!!なんで?」と聞いたときにドヤ顔だったことは間違いないと思いますが、1番おどろいたのは、この運転手かもしれません。