調査をしていると、どうしても避けることが出来ないイレギュラーな出来事があります。どうしようもないイレギュラーなパターンをいくつか取り上げてみます。
まず、徒歩尾行時の場合、混雑している駅構内などで尾行中に人に声をかけられる。(最近はインバウンドも多く、道を尋ねられることがあります。)その声をかけてきた人を見た一瞬で対象者は人混みに紛れ見失ってしまう。
これは1人で尾行中のときに注意が必要です。たとえ、2人で尾行していてもインカムで連携を怠らず、捕捉しているか確認か必須です。
何故なら、「相棒が捉えているだろう」とお互いが思い込むことにより、2人共が見失っても、相棒が見ているから大丈夫だろうと慢心が生じてしまうからです。
熱血探偵と相棒のルールとしては、基本的に2人で追尾しつつ、どちらかが人混みに紛れて対象者が見えなくなった場合には、相方に捕捉しているかインカムで確認をとります。
この時に捕捉していれば問題ないです。ですが、2人共に見失っていれば、すぐに対象者が向かった方向に近寄り、再捕捉するようにしています。
イレギュラー的に話しかけてくる人は無視するか、急いでいるふりをして、尾行に集中するのが鉄則ですね。探偵なんですから!
徒歩尾行時のエスカレーターも注意が必要です。熱血探偵が経験したイレギュラー的な出来事は対象者がエスカレーターに乗り、左側を上がって行くのを確認し、距離を取って乗った時に盲導犬と飼い主(盲目の人)が横並びに進路を塞いでいたことです。(対象者が乗ったすぐ後に乗ったようですが、熱血探偵は対象者ばかり見ていて気付きませんでした)
最悪なことに、このエスカレーターは距離があり、中々出ることが出来ません。
追い越そうにも、盲導犬が熱血探偵のただならぬ雰囲気を察知してか、振り返って、じっと見ています。
やっと、エスカレーターから出て急いで向かうと対象者は駅の改札を入って、移動しているところでした。これは運が良かっただけで、改札がいくつもあるような路線だったらアウトだったかもしれません。
こういったパターンに対応する為に、1人はエスカレーター横の階段を使用するようにしています。(シチュエーションによって対応が異なります)そうすれば、何かあったとしても1人は必ず捕捉出来るからです。
イレギュラーは、まだまだ有りますので、次回も取り上げていきます。