先日、「神戸教師いじめ事件問題を起こした加害教師たちの現在」という記事を読み、考えさせられました。
その記事に捜査関係者が神戸教師いじめ事件を傷害事件として書類送検する予定だと書いてありました。
この加害教師達は子供達に道徳教育をする立場であるにも関わらず、同僚教師をいじめ、実際にイジメ行為をしている映像まで自分達で撮影し、傷害、器物破損、名誉毀損、侮辱罪などかなりの罪を犯していました。
では、その問題を起こした加害教師たちは現在どうしているのでしょうか?
昨年10月末、神戸市は有給休暇中の加害者4人の教師に対し、給与を差し止める分限休職処分を下しています。
これを受けて、2人の教師が弁護士をつけて不服を申し立てていて、いまだに加害教師たちは罪を擦り付け合っている状況です。
加害教師2名は、「私より○○先生のほうが酷いことをした」と、罪を擦り付け合うようなことを言い、自分たちは主犯ではなく、4人が同列に扱われていることに不満を抱いているようです。
被害者に対する謝罪の言葉はありますが、形だけで、心から反省しているとは思われません。
子供のいじめの構図と同じで実際に手をくだす者とその姿を傍観し、嘲笑う者がおり、この2名は傍観者だったのでしょう。
だとしても、教師であるにも関わらず、言い訳は子供じみていて、いじめを傍観せず、止めることができなかったことの反省もありません。
この2名も同罪であることは疑いない事実です。
昨年10月に被害教師が提出した被害届はすでに受理され、現在も慎重に捜査が進められています。
今後、いじめ事件に対する外部調査委員会の報告が上がる3月を待って、4人の加害教師のうち、複数名が書類送検されると見られています。
ですが、現在のコロナによる影響でマスコミもこの問題について、取り上げないかんしれません。
ニュースの内容としては注目度は低いかもしれませんが、マスコミにはきちんと報道をしていただきたいです。
今回のいじめ行為は100件以上にのぼっていて、発端となった激辛カレーを無理矢理食べさせた一件、紙筒で叩いた件など、数件の傷害を事件化する予定のようです。
東須磨小のこの事件は教師志望者の減少にも拍車を掛けているようで、教師の採用にも影響が出ています。
今年の神戸市教育委員会の教員採用試験は定員割れで、募集枠を30人近く割り込みました。
影響は計り知れないものがあり、加害教師たちの愚行は教育現場への不信を招くことにもなってしまいました。
その罪は重く、加害教師たちには反省と改心が求められますが、難しいかもしれません。
アーチネクストでも教師同士のいじめの案件を取り扱ったことがあります。
東須磨小の件は表面化して報道されましたが、この教師間のいじめは氷山の一角で間違いないと思われます。
今回はあまりにもいじめ行為がエスカレートしたため、被害者が警察へ被害届けを出しましたが、大小問わず泣き寝入りや、もみ消されているいじめ行為は教育現場に蔓延しているかもしれません。
この問題は根深く、改善するには相当な努力が必要です。いじめ行為が人間として恥ずべき行為であり、どんな言い訳をしても「かっこ悪い」ことなのだと教師も子供もしっかりと認識すれば、いじめはなくなっていくのではないでしょうか。
そんな現場の当事者や傍観者となってしまっている人には、1人で悩まず、相談していただきたいと思います。
教育現場が何もしなくても、探偵という選択肢もあるということを知ってください。
相談することで、苦しい状況から開放され、人生に変化があるのなら、やるべきだと熱血探偵は思います。
