車両尾行のイレギュラー

車両尾行のイレギュラーで最も注意が必要なのは初動の対応です。

対象者達が車両に乗って出発するタイミングで、尾行に入る事が出来ないような事があってはなりません。

イレギュラーといえども、事前に現場の下見をしっかりしておけば、回避することが可能です。

例えば、対象車両が停まっている駐車場の出入口の通りが頻繁に車両が走行しているようなら、どの位置に車両を停めて尾行に備えるかによって、結果が大きく変わることがあります。

信号が出入口付近にあるなら、どの程度のタイミングで変わるかも把握しておくことが大事です。

タイミングが悪く信号で行かれてしまったから、イレギュラーだったとはなりません。

探偵であるなら、あらゆる想定をしておき、対処法を準備しておくのです。

熱血探偵の場合、張り込んでいる場所の南に信号があり、向かう可能性が高いと判断すれば、青から赤に変わるタイミングを張り込み中にカウントします。

信号によっては異常に短かったりします。特に細い路地から大通りに入る信号は驚くほど青信号の時間が短いのです。

カウント5以内で変わる信号は要注意です。何も把握せず、行き当たりばったりで対応する探偵と把握している探偵では雲泥の差がでます。

どうする事も出来ないイレギュラーはありますが、備えさえしておけば、ミスを最小限に抑えることは可能です。

熱血探偵は調査をスムーズに進行させるために、状況認識を怠ることはありません。