浮気調査の続き(探偵調査の連携)

前回は不倫カップルがコンビニに入った後に、こちらで付近のラブホテルの位置を確認し、スタンバイが完了したところまで書きました。

今回はその続きです。

深夜ということもあり、コンビニの店内は対象者達のみで、駐車場には車両がなく、張り込みは厳しい状況です。
熱血探偵はコンビニの裏手の路地に潜み、代表の車両は少し離れた路肩で対象者のバイクが出て来るのを待ちます。

対象者達の話し声が聞こえてきました。コンビニから出て来たようです。
暫くして、バイクのエンジン音が聞こえ、対象者と不倫相手の女性が乗ったバイクが通りへ出て来ました。

予想通り、ラブホテルの方向へ向かっています。タイミングをずらし、尾行に入ります。
交通量がほとんどないので、かなり距離を取らなければなりません。

5分ほど尾行し、ラブホテルが数件ある路地へバイクが入りました。
すかさず、代表の車両と入れ代わり、距離を少しずつ詰めます。

「対象バイクがラブホテルへ進入」無線が入ります。こちらは車両のヘッドライトがラブホテルへ入るのを見届け、素早く出入口の確認と張り位置を探します。

対象者達がラブホテルへ仲良く入る様子をしっかりと撮影し、代表の車両が出て来ました。
出入口と対象者のバイクが、確認出来る位置は既に見つけており、ここから、張り込みの開始です。

取り敢えず、ラブホテルの入りが撮れて、一安心です。ですが、出の撮影と女性の自宅の割り出しがあるので、気を抜くことは出来ません。

調査車両内から張り込み、交互に仮眠を取りつつ、出に備えます。
もちろん、調査バイクは車両の近くへ、ヘルメットもすぐにかぶれるようにしています。

午前2時、3時と時間が過ぎていきます。午前5時を過ぎたころから、空が薄明るくなってきました。
午前7時を過ぎても、対象者達は現れません。これは、チェックアウト時間の12時頃になるのでは?と思い始めた午前8時頃に対象者達が出て来ました。

急いだ様子で、バイクを駐輪場から出しています。熱血探偵もヘルメットをかぶりながら、ダッシュでバイクに向かいます。

女性を乗せた対象バイクが、ラブホテルを出ました。川沿いの細い道を軽快に飛ばして行きます。

大通りに合流したところで、距離を少し詰めて、尾行を続けます。
朝の通勤ラッシュで交通量が多く、尾行は問題なくいけそうです。

どうやら、対象バイクは駅方向へ向かっているようです。女性を駅へ送迎か?自宅に送迎の可能性もあるので、決めつけはNGです。

対象バイクが駅の手前で、住宅街へ入りました。マンションも多いブロックなので、少し距離を詰めます。

すると、対象者がバイクを停車しました。
女性が降りるのか?こちらが減速する間もなく、対象バイクはUターンをし、熱血探偵の方向へ走って来ます。

どうする?ここは、知らん顔して、通り過ぎるしかありません。
サイドミラーで通り過ぎた対象バイクが、赤信号で停車したのを確認しました。
こちらは、ゆっくりと路地へ入り、ブレーキターンをきめ、すぐさま方向転換して、対象バイクが見える位置につきます。

今のはなんだったんだ?明らかに尾行を切るような動きだったので、「対象者が女性を駅へ降ろす前の尾行者の確認、もしくは、ルーティンでやっている」と思考を巡らし、さらに慎重に尾行を続行します。

信号が青になり、動き出した対象バイクは案の定、駅前に停車し、女性を降ろしています。「対象バイク、駅前停車。対象女性降ります!」代表に無線を入れ、こちらも撮影をそこそこに、バイクを停める駐輪場を探します。

対象者が女性と別れ、バイクで出発します。女性がその姿を見送り、駅方向へ歩き出しました。
間髪入れず、調査車両を駐車場に入れた代表が、走ってこちらに向かって来るのが見えました。

あとは代表に任せ、こちらもバイクを駐輪場へ停めます。急いで先行する代表と女性を走って追います。

改札を入る手前で、なんとか追いつきましたが、息苦しい状況です。
ホームで電車待ちしている間に、呼吸を整えます。

暫くして、やって来た普通電車に乗った女性は3駅目で下車しました。その後は、徒歩で5分程の一軒家に入って行きました。
自宅の割り出し、撮影も完了です。

依頼者さんに連絡を入れ、調査が終了しました。やっと、一息つけます。

どうですか?尾行と自宅の割り出しだけでも、けっこう、大変でしょう?

対象者がバイクでUターンしたときや、駅前で女性が電車で移動した時も、もたもたしていたら、一瞬で対象者を見失ってしまいます。

探偵は先の先を見て、行動を意識しないと、やっていけません。
言うのは容易ですが、実際にやるのは、大変で難しいです。

それでも、困難を乗り越え、証拠を押さえ、依頼者さんが喜ぶ姿を見ると、達成感とやる気が湧いてくるものです。

次のターゲットは誰であろうと、必ず証拠を撮ってやる。熱血探偵は常に冷静に現状を把握し、使命感を持って調査にあたります!

浮気調査は連携が最重要事項

今回は思い出深い尾行、ヤサ割りのエピソードを紹介します。

対象者はバイク通勤をしているので、勤務先から調査を開始します。
2回、調査をしましたが、カラ振りで動きがありませんでした。そして、3回目に対象者が動きました。

こちらは車両1台(代表)とバイク1台(熱血探偵)の最強コンビで尾行に備えます。

車両メインの張り込みで対応し、バイクは目立つので姿を隠し、張り込み班からの連絡を待ちます。

勤務先のほとんどの社員が退勤した21時頃、「対象男性がバイクへ」の無線が入ります。即、バイクにまたがりスタンバイし、エントランスから出てくるのを待ちます。

この時間帯になると、交通量も少なくなり、バイクの尾行は細心の注意と集中力を要します。
すり抜けを多用する相手なら、見失う可能性も高く、「見失わず、なおかつ、気付かれない」尾行が求められ、特殊な技術が必須となります。

アーチネクストでは、車両とバイクの利点を活かし、フォローしあいながら、対象者のバイクを追尾します。

「対象バイクが出て、東方向へ」無線が入り、ヘッドライトが見えました。
信号のタイミングなども、あらかじめ把握しているので、慌てて尾行に入ることはありません。

想定どおり、対象者のバイクは信号で停止し、信号待ちをしています。バイクの数台後方へつき、車両の影に隠れ、尾行開始です。

すり抜けを繰り返し、そこそこの早いペースで対象者のバイクが進んで行きます。方向的には対象者の自宅マンションなので、取り敢えず帰宅と想定し、尾行します。

カラ振り(対象者が浮気相手と接触しなかった調査日)した調査時に、対象者のバイクの運転の癖なども把握出来ているので、着手時に比べれば、落ち着いて尾行できます。

カラ振りの調査も、対象者の面取りや歩き方、運転の癖などを把握出来るので、けっして無駄な事はありません。

調査とは小さな積み重ねから、情報を積み上げ、決定的な証拠を押さえる地道な作業です。
そこで、活かされるのは長年の経験から蓄積された、知識と探偵スキルです。

張り込みの方法、位置、撮影技術。尾行のスキルにしても、徒歩、車両、自転車、バイクなど移動手段によって、必要なスキルは撮影も含め、沢山あるので簡単に習得出来るものではありません。

経験に加え、地道な努力、絶え間ない探究心による調査方法の改善により、唯一無二のハイレベルな探偵が育成されると、信念を持って言える熱血探偵です。

さて、尾行のその後ですが、予想通り、対象者は自宅マンションへ入りました。
再び、張り込み体制に入り、約1時間後に対象者が動き出しました。

今日は動くと、直感を信じて、慎重に尾行に入ります。
対象者は軽快にバイクを走らせ、たどり着いたのは駅近くのバス停でした。
距離を取り、様子を見ていると、女性が現れました。浮気相手で間違いなさそうです。

対象者はヘルメットをバイクの収納ケースから取り出し、女性に優しく被せ、あご紐を装着しました。
女性がバイクの後ろに乗り、対象者の腰に抱きつき、出発します。
尾行の続行です。

対象者のバイクが京橋駅付近の繁華街の路地へ進入しました。
気付かれるないように、距離をキープしつつ尾行しますが、繁華街を抜けたバイクが、再び繁華街へ進入します。

気付いているのか?巻こうとしている?色々と思考を巡らします。

取り敢えず、どこか店を探していると想定し、尾行しますが、中々に困難なシチュエーションです。

車両、徒歩ならまだしも、相手はバイクなので、細い路地へ入り、スピードを上げられると、一瞬で見失ってしまいます。

繁華街を抜けた対象者のバイクはスピードを上げ、繁華街から離れました。
なんとか、代表の車両と交互に尾行を続行し、たどり着いたのはマンション横の小さな公園でした。

対象者達がバイクを降りて、公園のベンチに座り、いちゃつき始めました。

代表の車両はスキンシップを撮影するため、気付かれないギリギリの位置に停車し、証拠の撮影開始です。
こちらは、公園横のマンション駐車場付近で身を隠し、尾行に備えます。

1時間くらいの間に、対象者と浮気相手は抱きついてキスを何度も繰り返したようです。撮影も完璧です。キスシーンは証拠として大きいですね。

「対象者と女性が立ち上がりました」無線が入り、こちらもヘルメットを被り、尾行へスタンバイします。

さて、公園で盛り上がった不倫カップルの次の目的地はどこか?

バイクに乗り、出発した対象者達は再び繁華街へ入り、狭い一通の道路をゆっくり走行します。人通りが多く、狭い道なので、車両では思うように進めません。

すると、バイクが店の一角の駐輪場付近で停まり、バイクから降りた対象者達が歩いて移動を開始しました。

こちらも、バイクを道路の隅に停め、徒歩で対応です。何処へ行くのかと思いきや、入ったのはカラオケ店でした。

今度は立ち張りです。車両を停めれるような場所はないので、通行人に紛れて張り込む以外にありません。

1時間程で対象者達が店を出て、移動します。駐輪場からバイクを出し、楽しそうにふざけながら、バイクに乗った対象者と女性を再び追尾します。

狭い路地を軽快に走行するバイクを、気付かれないように尾行するのは、中々、大変です。

車両は離され、バイクで追尾するのがやっとの状況です。しかし、代表はこちらと位置情報の共有をしているので、問題はありません。

小雨がぱらつき、走行車両もほとんどない状況でしたが、なんとか、対象者のバイクがコンビニの駐車場へ入るところまで、気付かれずに、たどり着きました。

時間は深夜0時前、おそらくこの後はラブホテルか、浮気相手の自宅でしょう。

対象者が買い物をしている間に、付近のラブホテルを検索し、把握します。5分圏内に3件ほどのラブホテル有り。

代表車両も追いつき、スタンバイ完了です。いよいよ、というところですが、この続きは次回にアップさせていただきます。

中々、肝心のラブホテルや浮気相手の自宅にたどり着かないと、思われるかもしれません。

ですが、調査というものは、このように証拠を押さえるまでに、空振りの調査を含め、多くの障壁を超えなければ、たどり着けないものなのです。

そういった探偵の苦労も理解していただき、次回のクライマックスを楽しみにしてください。

探偵のカメラの現状

探偵が使用するカメラは大きくわけて、2種類あります。

一つは張り込みの際に使用する固定して撮影するカメラ。2つ目は尾行時に使用する比較的に小型の目立たないカメラです。

基本的に尾行などのアクティブに動き回るときと車内などで、隠れて張り込むときで使い分けます。

尾行用は手に収まるサイズで起動が早く、目立たないカメラです。以前は日本のカメラメーカーから適した機種が多数販売されていたのですが、需要が少ないのか、現在では殆ど新機種が出ることはありません。

探偵が欲しているカメラなどは需要が殆どないので、開発も販売もありません。

ですので、アーチネクストでは絶版となったカメラ(小型で暗部の撮影もある程度の対応可能)をネットで見つけてはストックしているようにしています。

このカメラの欠点はカメラモニターの開閉などで接触不良を起こしてしまうことです。

通常の使用なら問題はありませんが、なにせ探偵の仕事は証拠を押さえる事なので、撮影の際に頻繁にモニターの開閉(起動)をします。

結果的に配線の接触部分に負荷がかかり、接触不良のなり、使用不可となってしまうのです。

現在ではメーカーのサポートも終了しており、修理対応も困難なため、ネットでそのカメラを見つけてはストックしています。

けっして安価な物ではないので、頻繁に故障されると出費はバカになりません。

メーカーさんがそのカメラの復刻版を復活して頂ければ嬉しい限りですが、その可能性は無さそうです。

他社の探偵さんの撮影用カメラですが、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)を使用していり方もいます。

比較的に小型で画質がいいので、使用する探偵は増えているようです。探偵によって移動中の撮影はハンディカム派とコンデジ派に分かれているようですね。

張り込み用のカメラは少し大きめになります。レンズが大きく、長時間の使用に耐え、暗部の撮影にも適した物が張り込み用に適しています。

同じ場所(出入口)を常に撮影出来る状態で固定されているため、長時間の使用に耐えるタフな機種でないといけません。もちろん、起動スピード、画質や暗部の撮影レベルの高さなどを満たした上での事です。

張り込み用のカメラはモバイルバッテリーで電力を供給しているので、夏場などは熱を持ってしまう場合もあり、やはり熱にも耐えるような頑丈な物がベストです。

長い時などは、24時間以上、さらに数日も同じアングルでカメラは固定された状態なので、タフな使用状況に耐えることになります。

探偵のカメラはだいたい、こんな感じなのですが、さらに細分化すると暗視カメラや超小型のスパイカメラ(隠しカメラ)などもあり、探偵のカメラは本当に多種多様です。

次回は探偵のカメラの主要部分を担いつつある、ネットワークカメラ(IPカメラ)について、取り上げていきます。

探偵のGPSへのこだわり

探偵の七つ道具で思い浮かぶ物は何でしょうか?

撮影用のカメラ、隠しカメラ、インカム(無線)、盗聴器発見機、望遠カメラなど色々とありますが、特殊な物にGPSがあります。

このGPSですが、色々なメーカーから出されていて、機能レベルはメーカーによりピンキリです。

この機能的な部分でアーチネクストが重視しているのは反応する範囲の正確さと精度、そして反応スピードです。

ハッキリ言って、この部分で性能の劣る製品は使い物になりません。

尾行がシビアな状況(ラブホテルの手前付近)でGPSの反応位置が数分前ではお話になりません。

反応スピードが最速で1分以内でないと、ラブホテルの進入時の撮影に間に合いません。

それとプラスして位置の精度は10m以内がベストです。

警戒行動がある対象者の場合、特に不倫相手とラブホテルに入る時に車両で着いていくと怪しまれてしまいます。

最悪の場合、ラブホテルに入るのをやめて出て行く事もあります。

そうなると、不貞の証拠を撮るどころか、調査の発覚にもなりかねません。

ですので、信頼出来るハイレベルなGPSが不可欠なのです。

アーチネクストでは様々なメーカー(旧型、新型問わず)を使用し、現在では最高レベルと言っても過言ではない端末を常備しています。

他社の探偵社さんが合同調査の際に、そのハイレベルな機能を目のあたりにし、くら替えする事もあるくらいです。

逆に他社の応援などで、使用されている端末を使うときは若干、しんどい状況にあってしまうのですが…

それも、ハイレベルな機材に慣れてしまった結果なので、どんな端末でもスキルを発揮できるように努力は必要かなと、反省するところではあります。(笑)

機材に頼り過ぎると、探偵スキルが疎かになるので、そこはバランス良くやっていかなければなりません。

撮影についても、最近はIPカメラを多用する探偵社さんも多く、撮影スキルが疎かになっているような気もします。

次回はそのカメラの現状について、取り上げていきます。

マスコミのレベル

最近の報道を観ていると、マスコミやジャーナリストのレベルの低さに唖然としてしまいます。

フジテレビと中居氏の問題で開いた記者会見で質問した報道関係者の質の低さと対応したフジテレビの上層部の回答には、納得の出来るものは殆どなく、同じ質疑応答を10時間も繰り返す茶番劇でした。

休憩やトイレにも行かず、10時間も失言をしないように対応したフジテレビ上層部の方達には気の毒としか言いようがありません。

こんな長時間の質疑応答を良しとしているマスコミ報道関係者には閉口するのみです。

熱血探偵の知る範囲ではフジテレビのコンプライアンスはしっかり機能していたと思われますが、今回の特殊なパターンは上層部のみで共有、処理しており、コンプライアンス部門に情報が共有されなかったようです。

進行役が不適切な質問を制限したり、休憩を入れるなどの対応をしなかった落ち度はあるにせよ、視聴者は「まだやってるの?この人達の感覚は大丈夫か?」となり、マスコミ全体の質の低さが露呈した記者会見だったように熱血探偵は思います。

そして、週刊文春の記事の訂正です。

雑誌のトップで訂正、謝罪をすることなく、裏でこっそりと訂正文を掲載した姑息さは、お粗末極まりなく、信用ガタ落ちの行為でした。

フジテレビの社員が関与したと言っておきながら、フジテレビ上層部が会見で社員の一切の関与は無かったことを貫いた後の訂正です。

週刊文春の記者の考えなど、どうでもいいのであって、事実関係が最も重要であり、精査しなければならない事です。

問題があった当日に中居氏から誘われたのが事実であり、フジテレビの社員からの誘いではなかったのが事実なら、関与がなかったのが真実です。

前後の流れから、この社員の関与があったのは間違いないと考えています。といった週刊文春の記事は私見であり、事実を誤魔化そうとする印象操作であり姑息なやり方です。

法令に詳しい識者達からは批判が高まっていて、説明責任を果たすべきとの声も上がっています。

熱血探偵も同じ意見です。

昔なら、たかが週刊誌と「低レベルの週刊誌」だから、しょうがないとなったかもしれません。しかし、現状の影響力を考慮すると間違った情報の掲載は、それなりの処罰を受けなければなりません。

フジテレビの広告収入の損害は200億円を越えるようですし、信用を失墜させた大本の原因が週刊文春の記事であるならば、その損失を補填する責任があるのではないでしょうか。

フジテレビは第三者委員会の結果を受けて、週刊文春を相手に大型訴訟をする可能性もありそうですが、間違った印象操作をする週刊誌には、それなりの報いを与えるべきです。

ただし、それとは別にフジテレビの元女性アナウンサー(女性社員)に対する対応のミスは正されなくてはならないし、検証の余地があるのは間違いないことです。

加害者、被害者との示談が成立し、守秘義務が発生している事案であることが、今回の問題をややこしくてしまっていると熱血探偵は思います。

ですが、示談が成立し、守秘義務がある事案を取り上げた週刊文春の傲慢なやり方(正義の鉄槌を大物タレントに与える)で部数を稼ぐなど、ハッキリ言ってゲスのすることです。

所詮は正義の鉄槌は見せかけで、金儲けが本当の目的なのだから、誰も公には言いませんが、わかっていることです。

過去の過ちを取り上げて、現在の価値観で裁きを与えるやり方には疑問を感じるし、姑息なやり方には本当に嫌気がします。

週刊誌のスクープで大騒ぎし、大物タレントをここぞとばかりに叩き、SNSで持論を展開する一連のパターンは、歪んだ世界観を見せられていると思いますし、熱血探偵はうんざりしています。

間違いを正すところが主目的であって、間違いを犯した人間を攻撃、注目を得ることが目的であってはならないと感じる今回の事案でした。

熱血探偵も注目のアメリカ大統領就任

早いもので、正月明けたと思ったら、2月が目の前です。

光陰矢の如しとは、良く言ったもので本当に時間が経つのはあっという間です。

調査に明け暮れていることも、気がつけば時間が過ぎている要因ではありますね。ですが、暇をもて遊んでいるよりも忙しくしている方が熱血探偵の性に合っています。

本日、アメリカの大統領にトランプ氏が就任しました。「make America great again」をキャッチフレーズに選挙に圧勝したのは当然と言えば当然なのかもしれません。

何故なら、対向する候補者にアメリカ国民を熱狂させるような実力者がいないからです。

これから、何が起こるのかは知る人ぞ知るのでしょうけど、日本にとっていい方向に向かうことを願わずにはいられません。

為替、物価、色々な物事の転換期となればいいのですが、どちらに傾くかはトランプさんの動き次第といったところです。

世界中の要人が固唾をのんで、彼の動向を注視しています。私達も他人事とは考えず、監視しなければなりません。

熱血探偵は世界の動向も見逃さないようにして、今日も現場に向かいます。

2025年の仕事始め

2025年がスタートしました。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

今年の干支は巳年ということで、何かしらの変化が起こる年だそうです。世界情勢的な変化か、日本に関わる何かかは起こってみないとわからないですね。

私達に出来ることは、何が起ころうと柔軟に対応できる心構えでしょうか。

隣国では戒厳令が発令されたり、大統領に逮捕状が出るなど大騒ぎです。北朝鮮が隙を窺っている中で大変、危惧される出来事です。

何が起こるかわからない、このご時世に熱血探偵は心配でなりません。韓国は大統領になった人物の逮捕、収監が多過ぎです。

国の長である人間が、権力を奪われた後に罪に問われる国は、南米の発展途上国やアフリカの政情不安な国以外ではあまりみられません。

先進国、経済的にも力のある韓国なので、もっと国のリーダーを選んだのなら、団結して国を盛り上げていくべきだと思うのですが、スキャンダルや利権に絡む小事で大騒ぎしてるのは残念なことです。

力のあるリーダーが出て来て、国をまとめていかなければ大変なことになる瀬戸際だと思いますし、日本も他人事ではないです。新年早々、ネガティブな内容では駄目ですね。

さて、熱血探偵の方はというと、元旦からガッツリ調査でした。

張り込みの困難な場所でしたが、リモートカメラや固定カメラを駆使してバッチリと証拠を撮る事が出来ました。

今年も依頼者さんに寄り添い、人生を少しでも良い方向に進めるようにサポートします。探偵の仕事は時に人の人生を変えてしまうことを肝に命じ、全力で取り組まなくてなりません。

2025年も熱血探偵は多くの依頼者さんを救うために、身に付けたスキルをフル活用して全力を尽くします。

SNSが犯罪を身近に

今年の秋ころから関東一帯で強盗が急増しています。いわゆるトクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)による犯罪です。

SNSで短期バイトの募集を謳い、応募者を高給で募集します。

実際には闇バイトであり、応募者を巧みに誘導します。

運転免許証などの身分証を提示させて、場合によっては預金通帳などの現物、情報を手に入れて「こちらは貴方を知っている、逃さない!」と脅しをかけて、犯罪行為をさせる犯罪グループです。

トクリュウは組織化されていて、組織に組み込まれた末端の人間は連絡係と匿名性の高い通信アプリ(テレグラム、シグナル)などを使用し、指示を受けて犯行に誘導されます。

ド素人の強盗が指示された住宅に押し入って強盗をするわけですから、無意味に暴行、殺人を犯してしまうわけです。

指示役に指令を出しているグループのトップ達は匿名性の高いアプリで連絡を取り合っているので中々、捜査の網に引かかりません。

ですが、警察当局も威信をかけてトクリュウ案件に取り組んでおり、最近、カンボジアでトクリュウグループの一つと目されるグループのトップ達の逮捕に至りました。

このグループもどこかの組織(反社組織)に属していて、犯罪で得た金を上納していると推測されますが、絶対に自供はしないので、まだまだ全容の解明、把握は厳しいでしょう。

昨今はオレオレ詐欺も巧妙になっていて市役所、警察を騙り信用させる手法が取り入れられているようです。

さすがに騙される側も情報が出回って、用心深くなったことで、騙されにくくなっているのでしょう。

だからといって、金を得るための変わりに強盗をさせるとは、言語道断であり、許されざる行為です。

闇バイトに誘導される人は、殆どが金に困った若者です。昔に比べ貧困層が確実に増えていることは間違いありません。

今の日本は持つ者と持たざる者の格差は広がるばかりです。こんな犯罪が頻繁に起こる一因にもなっているのではないでしょうか。

日本経済、日本社会が潤っていれば、トクリュウなどの犯罪組織は生まれることはなく、強盗なんてリスクの高すぎる犯罪が頻繁に起こらないはずです。

ギャンブルや散財で借金を抱え、闇バイトに手を出してしまう愚かな若者がいるからこそ、このトクリュウのやり方が成り立ってしまうのです…

警視庁もやっと、闇バイトに手を出した若者の救済に力を入れたり、潜入捜査が出来るように法律の改正などを始めたようです。

熱血探偵も詐欺案件があれば、いつも以上に調査に力を注いていきます。

東京調査・張り込み手法の移り変わり

東京の調査も最終日を迎えました。対象者は本日の夜に帰阪する予定です。

いつもの時間より宿泊先から張り込みを開始します。

東京チームはメンバーが変わりましたが、バイク担当と車両担当の方々がスタンバイされており、盤石の体制です。

こちらは相棒と現場に到着してすぐに、車両の後部席にお邪魔させてもらい、身体を休めます。ここ数日は早朝から深夜までの調査が続いているので、身体を休めて長時間の調査に備えます。

本日の車両担当の調査員の方は、そのへんの事もわかっておられ、快適に休めるように配慮してくださり、助かりました。

ところで、昨今の探偵の張り込み方法は昔に比べ、機材が主流となっています。
IPカメラ(WiFi経由のリモートカメラ)で出入口を監視(常時撮影可能)する方法がメインとなり、調査員はスマートフォンかタブレットの画面を見ることになります。

今回の東京チームの車両担当の方はタブレットを車両に装備しておられ、監視カメラの映像も12インチのタブレットで見れるので、見逃すことはなく、安心して任せられます。

しかも常時撮影していれば、出の撮影の必要はなく、後でそのシーンの画像を抜き出せばいいだけです。

しかし、昔ながらの探偵としては一瞬の出入りのシーンを撮り逃がさないようにカメラのモニターを睨み続けることに慣れてしまっているので、若干、違和感があります。

東京チームの調査員の方も昔ながらのベテランなので、「このやり方には違和感があって、昔ながらの一瞬を見逃さずに撮影するスタイルがしっくりくる」と言っておられました。

しかし、東京では張り込みの困難なシチュエーションが多く、特に住宅街では周辺住民の治安の意識の高さや通報などもあり、出入りの見える位置からの張り込みは中々難しいそうです。

なので、東京の探偵はIPカメラが必須となるようです。
ですが、熱血探偵としては探偵のスキルが低下していくのではないかと心配してしまいます。

特に常時撮影となると、撮り逃がしはないかもしれませんが、機材任せになります。
この手法に慣れた新人が昔ながらの一瞬を撮影する張り込みに対応出来る胆力が身につくかは微妙なところです。

なんなら、「撮影用のカメラも常時撮影にして後で抜き出せば一緒でしょ。ずっと集中して見てるのはしんどいっしょ」となりかねません。
そのへんは先輩探偵の指導のもと、きっちりとスキルを身に付けさせる必要がありますね。

ネット環境が整った現在だから出来ることであり、20年前には殆ど確立されていなかった手法なのですから。

そのあたりを東京チームのベテラン探偵さんも危惧しておられるようでした。
ですが、探偵ですから現在使用できる機材はフル活用して、さらなるスキルの向上を見据えておられるようでした。

熱血探偵も負けてはいられません。
良い物をどんどん取り入れて、さらなるハイレベルな探偵へ進化をしていきます!

熱血探偵の東京調査 Part2

東京での調査2日目も朝からスタートです。対象者の滞在先を張り込みます。

こちらは大阪から一緒に行動している相棒と2人のチーム大阪、チーム東京さんには車両1名とバイク1名の2名で対応してもらい、万全の体制です。

前日の就寝が遅かったこともあり、張り込みは東京チームの車両の後部席で休ませていただきました。

とは言うものの、IPカメラを使用した張り込みです。なので出入り口を直視するのではなく、少し離れた場所から、車内に設置したモニターを見て監視します。

交代でモニターを監視しつつ、バイクの調査員は動線を張り込みします。

お昼過ぎに対象者が滞在先から出て来ました。私と相棒で徒歩尾行の開始です。対象者は電車を乗り継ぎ、渋谷駅に到着。取り引き先へと入りました。

さすが、東京チームは既に到着し、張り込み体制に入っています。

しかも、IPカメラも設置済み。私と相棒は会社ビルに入る対象者を撮影し、調査車両の後部席に乗り、再び監視体制に入ります。

しかし、立ち張りせずに、車内で身体を休めながら監視が出来るのは、ありがたいことです。これは予算にもよりますが、今回は余裕があるので東京チームさんと合同調査が出来ました。

夕方になり、日が暮れ始めた頃に対象者が出て来ました。相棒と尾行に入ります。対象者は駅とは逆方向に歩いて移動しますが、タクシーを拾う可能性も高く油断はできません。

暫く尾行すると対象者は洋菓子屋に入って、商品を購入しました。その後、飲食街に向かった対象者はお得意さんらしい年配の男性達と洋食店に入店しました。

取り敢えず、今のところは浮気相手との接触はなく、張り込みを続行します。このあと別れた後の単独行動で情報の浮気相手と接触する可能性があります。

調査員達は集中力を高めて、対象者を待ち構えます。

対象者達が店を出て来ました!相棒と私、そして車両担当の調査員も徒歩尾行に入ります。大通りに出た対象者の動きを見て、タクシーを拾うことを察知した私達も急いで後続のタクシーを手配するための対応をします。

バイクの調査員は抜かりなく、対象者達の乗り込んでいるタクシーの後方でスタンバイしています。対象者達を乗せたタクシーが出発しました。バイクの調査員が尾行に入ります。

残念なことに、こちらは後続のタクシーが賃走ばかりで尾行には着けませんでした。バイクの調査員からは尾行中の状況報告があり、一安心です。

急いで車両担当の調査員さんが車両を引き上げて、私達も車両に乗り、後追いに入りました。暫くして、バイクの調査員から対象者達がタクシーを降りて、Barに入店したとの報告がありました。どうやら、今日は接待がメインのようです。

数分後に到着した私達も張り込みに入りました。結局、対象者達は夜更けに退店し、それぞれがタクシーに乗り込んで出発しました。対象者は滞在先に戻り、動きはなく調査を解除することとなりました。

2日目も深夜までの調査となりましたが、なんとかチーム東京のバイク調査員の活躍もあり、調査が無事に終わりました。

東京チームにとっては東京都内は庭のようなもので、最短ルートや抜け道を知り尽くしておられるようで、頼りになります。

車内で東京チームの調査員さんと調査の話しをしていると、面白い経験談や情報が聞けて、大変、有意義な時間が過ごせました。

まだまだレベルアップしなければな!と相棒と話しながら滞在先のホテルに向かう熱血探偵でした。