浮気調査と令和の米騒動の共通点

令和になってからも、色々な出来事がありましたが、最近ちょっと耳にするようになったのが「令和の米騒動」という言葉です。昔の米騒動と違って、今回はお米が実際に手に入らなくなったというより、「なくなるかも」という不安がきっかけで、買いだめが起きたり、価格が上がったりしているみたいですね。

私は大阪の堺で、長年、浮気調査を中心に探偵の仕事をしております。普段は夫婦やカップルのご相談を受けて、調査を通じて色々な人間模様を見ておりますが、今回の米騒動についても、少し似たような心理の動きがあるように感じました。

というのも、浮気のご相談って、大きな事件が起きてからというより、「なんとなく最近、様子がおかしいな」という、小さな違和感から始まることが多いんです。たとえば、急に帰宅時間が遅くなったり、スマホを肌身離さず持ち歩いたり。そういった些細な変化が積もり積もって、「これはおかしい」と感じるようになるんですね。

今回の米騒動でも、最初は「最近ちょっと、お米が品薄らしい」といった小さな情報から、「本当に手に入らなくなるんじゃないか」と不安が膨らんで、買い占めや価格の上昇につながっていったように思います。

SNSなどで広がる噂話が、不安をどんどん大きくしていった。浮気調査の相談でも、「LINEのやり取り見てしまって…」というところから疑いが深まることがありますが、似た構図ですよね。

また、浮気のご相談では「信じてたのに夫(妻)に裏切られた」という声をよく耳にします。今回の件でも、「お米は大丈夫って言われてたのに、スーパー行ったら棚が空っぽだった」とか、「政府は在庫ある言ってたのに信用できない」といった声が聞こえてきます。結局のところ、「信頼」が崩れると、人は不安になって行動に出てしまうものなのかもしれません。

私たち探偵は、あくまで目の前の事実を基に調査を行います。疑いがあっても、感情に流されず、ちゃんと裏を取って判断することが大切です。米騒動に関しても、「ほんまに無くなるんだろうか?」と一度立ち止まって、正確な情報を確認する冷静さが求められるのではないでしょうか。

実際、浮気調査でも、調査の結果「浮気なんて全然してなかった」というケースが、ごく稀に見られます。けれど、そのような依頼者様は「調べてもらったことで安心できた」とおっしゃってくださいます。たとえ心配が空振りに終わっても、それで気持ちが楽になるなら、それはそれで意味があるのだと思います。

令和の米騒動も、もしかしたら「あのときはちょっと不安になってただけ」と後から笑える日が来るかもしれません。でもそのためには、やっぱり「正しく見て、落ち着いて考える」ことが大事だと、堺の熱血探偵は思っています。

人は誰しも、心のどこかで「信じたいけど、不安だ」という気持ちを持ってるものです。

それがパートナーに向くこともあれば、今回のように生活の必需品に向くこともあります。今回の出来事は、私たちに「本当に信じるってどういうことなのだろう?」と、改めて考える機会をくれたのかもしれませんね。

私も堺市や和泉市の街で、今日も誰かの心のモヤモヤを少しでも解消できたらと思いながら、地道に調査を続けています。そして、みなさんにも、情報や状況の“裏側”を冷静に見つめる目を、これからも養い、大切にして頂けたらと思います。