張り位置の重要性(決め手は張り位置)

先日、久しぶりに朝まで張り込みをしました。

10月も終わりに近い時期でしたが、その寒さに少々驚きました。「もう冬ですか…」

季節外れの台風が過ぎ去ってから、一段と寒くなっております。

さて、張り込みの方ですが対象者が頻繁に駐車しているパーキングからの、立ち寄り場所の特定です。

人の出入りが少なく、街灯も少なく暗いので難易度が少し高い調査です。

私と代表の2点張りで対応しますが、駐車場の利用者や、マンションの住人を、その都度、確認するので気を抜く暇はありません。

しかし、アーチネクストでは暗闇でも、対象者を撮影可能な高感度カメラを使用しているので有利に調査を進めることが出来ます。それでも、当日は雨が降っていて条件は最悪でした。

日付けが変わった深夜に、対象者が車両で駐車場に入って来ました。

暗闇の中、周囲をうかがいながら数件あるハイツの方向に向かいます。

徒歩での尾行は無理だと判断し、耳を澄まして出入りの音を確認し、状況から当たりをつけていたハイツに絞り込むことが出来ました。

マンションやハイツの玄関出入り口が見える位置に張り込めればベストですが、そのような現場は限られます。

アーチネクストでは見えなくても、対象者を特定する為の方法を実践しますが、やはり目視に比べると確実ではありません。

証拠を撮る為に、張り位置は大変重要です。対象者が入ったハイツを特定出来たら、すぐに張り位置を変え、ベランダ側に移動し、照明の変化を見ます。

変化があれば、進入した部屋の候補となり、マークしておきます。

後は動きがあるまで待つしかありません。

暫くすると、タバコを吸う為に、男性がベランダに出てきました。

対象者と特長が一致しました。マークした部屋でビンゴ!でした。

高感度カメラで撮影した映像をチェックし、依頼者様に報告します。

これで、部屋も特定できました。

次に出入りを押さえる為に、ベストな張り位置を探し出し、再び移動します。

少し距離がありますが、部屋から出て、階段を下りるところを撮影できる張り位置を見つけました。

空が白みかけたころに、張り位置につき対象者を待ちます。

早朝、眠気が徐々に増す中、対象者が階段を下りて来ました。

この一瞬の為に、何時間も待ち続けたのですから、逃す訳にはいきません!

きっちり、証拠を押さえました。

その後も、相手女性の姿も証拠撮影して長い調査が終了しました。

今回は比較的に難易度の高い調査でしたが、張り位置に恵まれ、運も味方してくれたので、いい結果が出ました。

やはり、張り位置は重要だと痛感した調査でした。

sakai