熱血探偵が警戒する「中国ハイテク監視社会」

中国のカメラやGPSをはじめとする監視システム化が凄いレベルになっているようです。

先日、ニュースで取り上げていたので興味を持ち、ネットサーフィンをして、信頼できそうな情報を閲覧しました。

情報を精査した正直な感想は「コレはヤバい」です!

元々、このシステムは犯罪者やテロリストなど、危険性のある人物を把握、監視する目的で中国警察と中国国内のハイテク企業が協力して作り上げたシステムです。

ですが、時間が経過するに伴い、巨大化、更にハイテク化が進み、中国国民の監視にまでシステム化が肥大化しています。

恐ろしいことに中国政府はこのシステムを反政府的な人物の登録・監視はもちろん、一般市民に至るまでスマートフォンを使用して行動の監視を拡大していってるようなんです。

私も調べるうちに「え、本当に⁉」と驚いたのですが、どうやら事実のようです。

現在の中国人民のスマートフォン使用者は9億人!都市部と農村部で普及率に差はありますが、その数には驚きしかないです。

当然、スマートフォンを契約するには個人情報を登録するので、その情報をメーカーが政府の監視機関に流せば、監視は容易に可能です。

イヤー、恐ろしい国です。プライバシー保護とか人権問題とか、お構い無しですか?

というか「中国人民は甘んじて受け入れているのか」と疑問を感じたのですが、犯罪防止のために犯罪者や犯罪組織を監視するのだから、問題ではないという認識のようです。

現在、中国では代金の支払いはスマートフォンのQRコードが主流であり、顔認証システムは最先端を導入し、国内に設置されている監視カメラは2億台を超えているそうです。

スマートフォンを利用した人民へのポイント制度というものがあり、反政府的な行動はマイナスポイント、逆に政府に協力的ならプラスポイントがつき、人助けなどの善行をすればプラスなど、多項目に及ぶようです。

ポイントは減税で還元されたりしますが、マイナスなら、色々な制限があるようです。「ヤバい」の意味がわかって頂けたでしょうか。

中国国内のテロの問題を抱えるウイグル自治区では、このシステムを活用し、ウイグル人を完全に監理しており、アメリカからは反人道的行為だと糾弾されています。

これらだけでも問題ですが、恐ろしいのはその監視システムを海外に輸出・拡散しようとしていることです。

こんな監視システムが拡散されて、監視社会が世界中のスタンダードになったら、探偵の出番が無くなるかもしれないですよ。

不倫はスマートフォンの位置情報で監視され、バレたらマイナスポイントで移動制限なんて…笑い話ですむことを祈ります。

未来は不確定なので、絶対にありえないと思っても、現実となることがあります。恐ろしいですね。

昔見たSF映画の近未来世界が、こんな監視社会だったような気がするのですが…気のせいですよね。

トータル・リコール!

ブレードランナー! 

フィフス・エレメント!

まだまだ出てきそうです…