調査中に起こるイレギュラー

今回は調査中、特に尾行の最終段階であるヤサ割り(浮気相手の自宅特定)で起こるイレギュラーの話をします。

対象者達を尾行し、お決まりの食事、そして、飲み屋でお酒が入り、いざホテルへ、もしくは、どちらかの自宅に近づいた来た時は、何度も
同じことをしていても、大事な場面なので緊張するものです。

しかし、長いこと探偵をやっていると「違うんか〜い」と突っ込みを入れたくなる場面もたまにあります。

ある対象者は浮気相手の女性と食事をした後、居酒屋で数時間過ごし、女性を助手席に乗せ、まったく情報のないマンションの駐車場に進入しました。
「よし!浮気相手の自宅特定が出来る!」と慎重に尾行に入ると、とある部屋の玄関先へ対象者と到着しました。よし、入るぞと撮影を開始すると…

女性は玄関先で呼び鈴を鳴らし、インターホンで喋っているではないですか?
「…? 友人宅か?」と様子を窺うと、玄関が開き「ワン、ワン!」と犬の声…。

浮気相手が、預けていた飼い犬を引き取りに来ただけでした。でも、23時過ぎのけっこう遅い時間なのにね…
対象者はかなり酔っている女性を心配して、ついて来ただけでした。

車に戻った対象者達は再び移動し、すぐ近くのマンションに到着しました。そして、飼い犬を連れて一緒に本当の自宅へ入って行きました。

これは尾行時に起こったイレギュラーの1つに過ぎません。
探偵業は様々な場面で、素早く状況認識し、即座に判断が求められる仕事です。
決して簡単な仕事ではありません。

経験が多ければ、経験から得られた知識により、様々な場面で対応が可能であり、アーチネクスト探偵事務所には経験豊富な調査員がいます。

調査経験があるといっても、調査は日々、変化に富んでいて、決まったパターンはありません。
ですので、私達は今でも日々勉強、精進の気持ちを忘れず、依頼者様の期待に答えられるようベストを尽くします。

次回は「まさか?嘘でしょ?」とツッコミを入れてしまいそうなエピソードをお話ししますね。

hanabi