探偵を長くやっていると調査中の様々な場面で、またか…と考えさせら
れる場面が多くあります。
それが、探偵あるあるです。
いくつか探偵あるあるを紹介しようと思います。
① 張り込み、尾行中に対象者とよく似た服装背格好の別人が現れる。
これは長く探偵をやっておられる同業の方なら頷かれる事と思います。
私もこのシチュエーションに遭遇し、何度もヒヤリとさせられたことがあります。
出入り口を張り込んでいるのですが、背格好や服装がほぼ同じ人物が出
入り口前を通ると、一瞬、対象者が現れたような錯覚に陥ることがあるのです。
尾行をしているときも同様に、よく似た人物が交錯するときがあります。
瞬きした瞬間に出てきた? とか頭が勝手にいろいろと考えてしまいます。
特に夜間の張り込みや距離を取らざるおえないときは、細部まで目視が
困難であり、別働の調査員による二重のチェックが必須となります。
② 対象者が車両に乗り込み移動を開始する瞬間に限って、別の車が間に入ってくる。
たいていは問題なく尾行に入れるのですが、これも良くあることです。
対象車両が駐車場から出てくるタイミングで、尾行に入ろうと路肩や
パーキングから車を出そうとすると、今まで車の通りが少なかったの
に、その時に限ってスピードを出した車両が後方より現れる!!
しかも数台!!
これはもう、どうしようもありません。
それらの車をやり過ごしてから尾行に入っていたのでは、かなり遅れて
しまい失尾の可能性が高まります。
このような状況になりそうだと、後方の車の微妙な動きでも感じ取り早
めに出るのですが、対象車両とのタイミングも考慮しないと確知の恐れもあります。
運や確率的なものもありますが、長年やっていると「なんか邪魔されそ
うだな」と感が働き回避できるようになってくるものですね。
今回は二つの探偵あるあるを紹介しましたが、個人的な見解なのであしからずご了承ください。