大阪某所での調査で、予想しない事態に見舞われました。
調査班は3名、大型マンションから対象者が現れるのを待ちます。
私は車内からエントランスを張り込み、その他の2名が裏口と駐輪場を張り込んでいました。
数時間が経過した頃、自転車で現れた対象者がけっこうなスピードで出て行きました。
すぐに連携プレーで対象者を追います。
事前に自転車を準備しているので、すぐに追いつき尾行体制に入ります。
こちらは、少し距離をおき、連携を取りながら車で尾行をします。
しばらく尾行をし、対象者が公園に進入したとの連絡を受けました。
私も急行し、徒歩で公園内を捜索しましたが、すぐに出たとの連絡を受け、車に戻りました。
その後、対象者は買い物だけして、マンションに戻りました。
再び、張り込み再開です。
しばらくして、車内にやばい匂いが漂っているのに気付きました。
臭い!! 何だ、この匂いは?
記憶をたどり、思い当たったのが公園… まさか、犬か猫のウ〇コをふんでしまったのか!?
いや、違う。そういえば、何かの実が沢山落ちていたような…
銀杏!! そうです。銀杏の実が大量に落ちていた公園を歩き回っていたのでした。
これは、堪りません。臭いなんてもんじゃないです!呼吸が困難な状況です。
かと言って張り込み中にエントランスから目を離すわけにもいきません。
結果、小1時間ほどして対象者が出てくるまで、鼻で息を吸うのを止め、口呼吸で耐え抜きました。
尾行しながら靴の裏を見ると、銀杏の実がこびり付いておりました。急いで叩き落とし、尾行続行です。
なんとか、無事に調査も終了し、一安心しましたが、酷い目に遭ってしまいました。
みなさんも秋のこの時期に公園を散策する時は、気をつけて下さい。
車内で嗅ぐ銀杏の香りは、ハンパないですよ。