詐欺師のやり口

最近、マスコミにタレントの羽賀研二被告の再逮捕が、取り上げられています。
現在、詐欺罪により服役中にも関わらず、強制執行妨害罪で逮捕され、取り調べを受けているようです。

強制執行妨害罪って、あまり聞き慣れない罪ですが、同被告のやり口が、あまりに目に余るものがあるのと、詐欺被害者の訴えで、検察が動き出したように、見受けられます。

そのやり口とは詐欺被害者より騙し取った数億円で土地を購入し、当時、結婚していた妻に譲渡、財産分与し、離婚をするというものです。

離婚後は他人となるので、羽賀被告が有罪となり、被害者が賠償請求をしても、財産がないと誤魔化すことが出来てしまうといったことになります。

これは被害者にとっては、絶対に許せない行為です。
マスコミに匿名で羽賀研二被告の元妻(書類上は離婚しているので、他人ですが、未だに繋がりがあり、偽装離婚の疑いがある)の所有する土地、財産のデータが細かく記載された書面が送付されたようです。

私の勝手な憶測ですが、被害者が探偵社か興信所に依頼して、動いたのではと思います。

検察も羽賀被告の懲役が満了し、出所するタイミングも近いこともあり、状況証拠が揃っていたので、服役中の逮捕に踏み切ったのでしょう。
偽装離婚というのは、会社社長や資産家が倒産とか、事業に失敗してやることが多いと認識していました。破産することが事前に分かっている状況で、やむを得ず、実行するというのが、通例だと思います。

破産すれば、身ぐるみ剥がされ、無一文というか、借金まみれになるので、家族を守るためにも、自分の財産をなんとか家族に残そうとするので、まだ酌量の余地はあるかなとは思います。

ですが、羽賀被告の場合、詐欺で手に入れたお金ですので、悪質ですね。
今後、どうなっていくのか注目していきますが、羽賀被告の元妻が逮捕され、取調べ中の状況です。

恐らく、偽装離婚の裏付け(元妻の自供)を取り、財産の強制執行を実施し、被害者に返還されるのではないでしょうか。

しかし、被害者の方も長い闘いを強いられてしまいましたね。事件から5年以上過ぎ、自分を騙した羽賀被告がのうのうと出所するのだけは、絶対に許せなかったのでしょう。

今の世の中、色んな詐欺があり、弱者が狙われています。

少しでも知識があれば、ひかかることはないでしょうけど、「うまい話には気を付けろ!」この言葉を意識していれば、たいていの詐欺に気付けると思いますよ。