調査に着手するに当たって、情報が豊富にある場合と限られた情報しかない場合では、調査の難易度が大幅に異なります。
例えば、対象者の写真です。集合写真を抜き出したものやプリクラ程度の物しかない場合は面取り(対象者を特定し、顔や容姿を記憶する)にも苦労をしてしまいます。
それでも比較的に最近のものなら、何とかなります。
問題は古い写真画像で髪型から容姿(太っていたり痩せていたり老け込んでいたり)が激変してる場合です。
こうなると一部の特長を頭に叩き込み、直感を研ぎ澄まして対象者を探すしかありません。
しかし、調査員の中には面取りが得意な方がいて、他の調査員が、
「え、これが対象者?」
と首を傾げる場面でも、自信を持って
「間違いない!!」
と判断してくれ、尾行に迅速に移れることが多々あります。
後になって、なんでわかったんですか?とその調査員に聞きますと「何となく、直感で」との答え。経験豊富な調査員の方ですが、ここがこうだからとかではなく、長年の勘と言うか雰囲気と言うか…そういったもので分かるようです。
恐るべし、経験に裏打ちされた洞察力!!
私もその域に到達するべく日々調査に全力であたっています。
しかし、その眼力というかセンスには、あやかりたいものです。