張り込み中の恐い体験

探偵の仕事で大半をしめる張り込み。
色々な場所で、翌日の朝までなんてことは当たり前です。

マンションや戸建て住宅の出入口、ラブホテルのエントランスをひたすら対象者の出入りを待ちます。

可能な限り目立たない、通報なども考慮した場所を見つけて、張り込みをします。
その場所ですが、稀に墓地の近くや神社仏閣の近くなんてのがあります。

熱血探偵は霊感なんてものはないですが、嫌な雰囲気の場所は微妙ですが、わかります。「なんか、気持ち悪いなー。空気が澱んでないか?」なんて、一緒にいる調査員には言えません。
「やめてください。怖くなったらトイレ行けません!」ってな感じでパワハラ気味になってしまいかねないので、黙っています。

それほどの恐怖体験はないですが、兵庫県のとある閑静な住宅街で張り込みしていた時にスマートフォンの画面が勝手に点灯したことがあります。
メールの受信かな?とスマホをチェックしても何もありません。
深夜2時頃に2回続けて、そんな事があるとさすがに「嫌な感じやなー」となってしまいます。

なんとなく見られているような感じもしてきますが、そこは探偵たる者、ビビったりできません。ひたすら目を離さず、出入口を張り込むのです。
その後は何事もなく無事に朝を迎え、対象者達の撮影も出来て、ホッとした熱血探偵でした。